初優勝

 土浦全国花火競技大会での初優勝は、昭和51年の10号玉の部で、今野正義(現会長)(当時35歳)が挑んだ「昇り曲導付き八重芯変化菊」であります。スタンダードな八重芯とは違い、一番の中心部に「キラキラ」を配置したものでした。正義は、父「酉松」の名前でこの大会にエントリーしました。それまで大きな大会でタイトルを得ることの無かった父の、その一花火師の名前を残したいがために、この一発に魂を込めたそうです。

 大曲大会での初優勝は、昭和57年 創造花火の部「宇宙のファンタジー」です。プログラム1番での優勝です。この記録はなかなか破られません。当時流行の土星型をメインにシンプルにまとめたものです。あの時の驚きと感激は今でも忘れません。我が社にとっての「創造花火」原点の花火です。
 これがきっかけで現会長、今野正義は日本煙火芸術協会の入会を認められ、同協会の同人となりました。
  (日本煙火芸術協会については、リンクのページから参照下さい)